アメリカのインフレ鈍化、金利引き下げの期待高まる中で

アメリカの最新の公式データによると、消費者物価指数が引き続き鈍化し、アメリカ中央銀行である連邦準備制度理事会(FRB)が来週金利を引き下げるとの期待が高まっています。2024年8月までの12か月間で消費者物価は前年比2.5%上昇し、これは2021年2月以来の最も遅いペースであり、7月の2.9%からの低下を示しました。特に、ガソリンや中古車、トラックなどの価格が下落したことが大きな要因です。 一方、住宅コストが予想外に上昇したものの、全体としてインフレの沈静化が確認されました。アメリカ労働省が発表したこのデータは、大統領選挙キャンペーンの最中に発表されており、上昇する生活費が重要な争点となっています。 インフレ沈静化と金利引き下げの可能性 このデータにより、FRBが来週の会合で金利を0.25%ポイント引き下げる可能性が高まったとアナリストは述べています。しかし、より大幅な利下げの可能性は減少…

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米の4月消費者物価上昇率8・3%、伸び鈍化…物価は当面高止まりか

 米労働省が11日発表した4月の消費者物価指数は、前年同月比の上昇率が8・3%となった。40年3カ月ぶりの大きさだった前月の8・5%から伸び率はやや鈍化したものの、事前の金融市場の予想を超える高水準となった。米連邦準備制度理事会(FRB)は物価抑制のため、大幅利上げを連続して実施する構えを示している。  新型コロナウイルス禍からの経済再開やロシアのウクライナ侵攻などの影響を受けて記録的な物価高騰が続いている。食品や家賃など幅広く値上がりした。  前月比での上昇率は0・3%で3月の1・2%より減速。記録的な物価上昇がピークを越えた兆しも見せた。

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消費者物価指数(Consumer Price Index)

消費者物価指数(Consumer Price Index)は、総務省統計局が発表する。全国の世帯が購入する家計に係る財およびサービスの価格などを総合した物価の変動を時系列的に測定するものであり、毎月作成される。

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