バルザック

バルザックはフランス実存主義を代表する作家である。19世紀前半の社会を写実的に描いた多作の小説家で、作中人物をいくつもの作品に登場させ作品同士を関連させ、全体で現代の歴史が浮かび上がるという「人間喜劇」の構想を作り出し、市民社会を活写した。代表作に『谷間の百合』『ゴリョ爺さん』『従姉妹ベット』がある。

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ヤスパース

ヤスパース(独, 1883-1969)は、実存主義哲学者である。人間は死・苦・闘争・罪のような人間の乗り越えられない「限界状況」に直面したとき自己を超えた「包括者(超越者)」の存在を感じ真の実存に目覚めるとした。 KARL JASPERS (1883 - 1969) Philosophe allemand en 1946. ©MP/Leemage AA095251 dbdocumenti 269 361 300 3179 4264 Scala di grigio

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サルトル

サルトル(仏, 1905-1980)は、実存主義の代表者である。人間の本質は神より先天的に定められたものでなく、先ず実存として世界に存在し、後天的に自己の本質を自らの力で作り出す自由な存在であると捉えた。「実存は本質に先立つ」そして、自由であるがゆえにその責任を負わねばならず、その責任から逃げることは自由であることを放棄して「自己欺瞞」に陥るとした。よって、「社会参加(アンガージュマン)」を通して社会的な責任を負うことで真の実存として生きねばならないと主張した。「存在と無」などの思想を小説『嘔吐』戯曲『出口なし』などで表現。ノーベル賞は辞退した。

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