将来のあるべき環境

意見  人類は石油などの化石燃料を使ってきた。化石燃料をエネルギー源として酸化させれば二酸化炭素が発生する。化石燃料を消費しつくす前にクリーンエネルギーシステムを開発しなければならない。太陽光を利用して電気を作る太陽電池に普及や水を原料に水素などの物質を作る人工光合成の開発が急がれる。 二酸化炭素濃度の加速度的増加  1860年頃、産業革命までは二酸化炭素濃度は増えていないのに対し、その後は加速度的に増加している。特に1945年第2次大戦後に石油を大量に使用するようになってからは著しい。  IPCCは2007年第4次評価報告や2014年第5次評価報告で「このまま放置すれば、温度上昇により大規模な気候変動、海面上昇、生態系への深刻な影響が出ることは目に見えており、各国政府は早急に二酸化炭素排出の抑制施策を実施すべきである」と警鐘を鳴らした。 二酸化炭素を減らす方策 大気中の二酸化炭素を減らす…

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生命分子と細胞の科学(’19)、放送大学

・PCR法は、人工的な溶液中で特定の塩基配列をもつDNAを増幅する技術。DNAポリメラーゼを使用。(RNAではない) ・細胞周期を制御するのはサイクリンとサイクリン依存性キナーゼ。ホルモンなどは細胞が増殖するか分化するかなどを制御。細胞周期を制御しない。 ・リボソームはrRNAとタンパク質からなる構造 ・tRNAには酵素活性はない。アミノアシルtRNA合成酵素がtRNAに適切なアミノ酸を付加している ・翻訳の開始コドンは通常AUG。一方、終止コドンは3種類UGA,UAA,UAG。また例外的にUGAがアミノ酸を指定する場合もある。 ・プロモーターは転写開始に関わる遺伝子のすぐ上流にある短い遺伝子配列(タンパク質ではない) ・エンハンサーは遺伝子の近傍や内部にあり、転写因子が結合することによって転写促進に関わる短い塩基配列。 ・オペロンは原核細胞において一続きで転写される領域。機能的に関連した…

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光合成と研究

 光合成のプロセスは、光によってエネルギー(ATP)と還元力(NADPH)の生成する光化学反応と、ATPとNADPHを使って二酸化炭素を固定する炭酸固定反応に分けられる。  過去の研究の積み重ねによって光合成の主要な反応経路や各複合体のサブユニット組成などが詳細に調べられ、主な構成タンパク質の遺伝子はほとんどがクローニングされている。  どのように、光合成の精巧な仕組みはできあがっていくのか?植物はどうやって違う環境に順化し、光合成の仕組みを変化させていくのか?また、どのように現在の環境に適応・進化してきたのか?  現在では研究手法の発達に伴って、PAMによる蛍光の測定などを用い個体そのもので光合成を非破壊的に解析することが可能となってきた。このような状況の下で、現在シロイヌナズナ、および植物のモデル生物としてのシアノバクテリア(ラン藻)を用いて光合成を含めた環境応答システムの研究も行われ…

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