大谷翔平、仮想通貨の広告塔に就任

 米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平が暗号資産(仮想通貨)を取り扱うFTXと長期契約を結び、「グローバル・アンバサダー」に就任すると16日、同社が発表した。会社のブランド向上や仮想通貨の認知度アップが狙いで、大谷は報酬の全てを仮想通貨や株式で受け取るという。  米メディアによると、プロフットボールNFLのブレイディ(バッカニアーズ)やバスケットボールNBAのカリー(ウォリアーズ)と他競技のスター選手も同社と契約している。大谷はメジャーの顔として広告塔に名を連ねることになった。

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ウェブサイトによる無断操作プログラム有罪見直しか

 最高裁第1小法廷(山口厚裁判長)は、運営するウェブサイトに、閲覧者のパソコンを暗号資産(仮想通貨)の獲得手段「マイニング(採掘)」に無断利用するプログラムを設けたとして、不正指令電磁的記録保管罪に問われたウェブデザイナー諸井聖也被告(34)の上告審弁論を12月9日に開くと決めた。一審の無罪を破棄し、罰金10万円とした二審東京高裁判決を見直す可能性がある。  刑法は、コンピューターウイルスなど、意図に反する動作をさせる不正なプログラムを規制している。被告が自分のサイトに埋め込んだプログラム「コインハイブ」が、法に抵触する不正なものかどうかが争われた。

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キャッシュレス社会と仮想通貨

キャッシュレス社会と仮想通貨  最初に、「お金とは何か」という根源的問題を考える必要がある。お金は皆がお金だと思っているからお金である。つまり「共同幻想」として存在しているものである。売買において、双方がお金だと認める「同義反復」(トートロジー)であることがお金の本質である。  次に、お金の歴史を知るために貨幣の誕生までの歴史をたどる。お金がない時代、物々交換をするためには条件に合う人が出会う場が必要である。その場として「市場」が発生した。物々交換できる人を探すには労力がかかる。そのため、あらかじめ「皆が欲しがる物」に交換しておく方と効率が良いことに気づく。そして、希少で持ち運べる金、銀、銅などの硬貨が作られるようになり「お金」ができた。  今度は硬貨を保存管理する必要が生じるようになった。「両替商」が「お金」の保存管理をするようになった。その預り証(紙)が「お金」を持っていることの証明と…

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「政府」「中央銀行」への本質的な「リブラの脅威」

Facebookが計画する仮想通貨「リブラ」は、価値が安定した「ステイブルコイン」になって、広く使われる決済手段になることを目指している。これは、インフレに悩む国の国民には、大きな福音だ。  しかし、中央銀行や政府にとっては重大な危機だ。中国にとって大きな問題になる可能性があるし、日本も例外ではありえない。 決済手段となるには、ステイブルコインである必要  最初の仮想通貨は、2009年に登場したビットコインだ。ビットコインは新しいマネーになると期待された。しかし、そうはならなかった。  それは、投機の対象となって、2017年に価格が高騰したからだ。送金手数料もそれにつれて上昇し、一時は銀行のATM送金手数料より高くなってしまった。このため、決済・送金用に使うのは難しくなった。  決済手段となるには、価値を安定化させる必要がある。  こうした仮想通貨は、「ステイブルコイン」と呼ばれる。これま…

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