金融市場の揺れと日銀の行方: 次の利上げはいつか

今月に入ってから、日経平均株価が一時1800円を超える下落を記録するなど、金融市場は依然として不安定な動きを続けています。この背景には、投資家たちが「日銀は次の利上げにいつ踏み切るのか」を探り始めたことがあります。日銀の動向に注目が集まる中、市場は「日銀が利上げに消極的な姿勢を取るのか、それとも積極的に利上げを進めるのか」という点に注視しています。 日銀のスタンスは「ハト派」なのか? 日銀は7月31日に追加利上げを決定した後、金融市場の不安定な状況が続いています。8月5日には日経平均株価が4400円を超える過去最大の下落幅を記録し、翌6日には3200円を超える上昇を見せるなど、市場は大混乱に陥りました。この混乱の一因として、急速に進んだ円高が挙げられます。これは、市場が日銀を「タカ派=利上げに積極的」と捉えたためだという見方が強まっています。 しかし、8月7日に函館市で講演した内田副総裁の…

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