来春卒業予定で就職を希望する大学生の10月1日時点の内定率は、前年同期比1・4ポイント増の71・2%だったことが19日、厚生労働、文部科学両省の調査で分かった。1996年の調査開始以来、5番目の高水準。昨年の同時期は新型コロナウイルス禍のため大幅に内定率が下落したが、回復傾向にある。ただ、業種や地域によってはコロナ禍の影響が続いており、両省はハローワークなどを通じて学生への支援を続ける。
昨年は、コロナ禍で就職活動が出遅れる人が多かったが、オンラインでの就活が浸透し、厚労省は「学生も企業も適応してきたのではないか」としている。