家庭で飼われているネコは、同居する仲間のネコの名前と顔を認識しているようだとする研究結果を、京都大や麻布大のチームが13日までに英科学誌サイエンティフィックリポーツに発表した。人の会話に聞き耳を立てている可能性もあるという。
モニターの前にネコを座らせ、同居するネコの名前を呼ぶ飼い主の音声を再生した後、同じネコの画像か、同居する別のネコの画像を見せて反応の違いを観察した。
チームの高木佐保麻布大特別研究員(比較認知科学)は「ネコはイヌと比較すると淡泊と考えられているが、自分が話しかけられていない時も人の会話に興味を持っているようだ」としている。