詩編24編1-10節
1節 地とそこに満ちるもの 世界とそこに住むものは、主のもの。
詩編24編は3つの構成に分かれる。1-2節は「天地を創造した神への賛美」、3-6節は「エルサレム神殿への入城に際して祭司と巡礼者との問答」、7-10節は「民と共に神殿へと入っていく栄光の神への賛美」である。特に、1節は、世界が神のものであるということを示し、そこに住む人間や生物も神のものであるということを歌っています。神が作ったというのは創造の基本ではあります。しかし、人は神が創造した世界に満ちる他生命を含め資源を私たちの所有物として好き勝手していないかという問いを投げかけられる始まり部分です。