米労働省が11日発表した4月の消費者物価指数は、前年同月比の上昇率が8・3%となった。40年3カ月ぶりの大きさだった前月の8・5%から伸び率はやや鈍化したものの、事前の金融市場の予想を超える高水準となった。米連邦準備制度理事会(FRB)は物価抑制のため、大幅利上げを連続して実施する構えを示している。
新型コロナウイルス禍からの経済再開やロシアのウクライナ侵攻などの影響を受けて記録的な物価高騰が続いている。食品や家賃など幅広く値上がりした。
前月比での上昇率は0・3%で3月の1・2%より減速。記録的な物価上昇がピークを越えた兆しも見せた。