日本航空が2023年に早期割引の廃止を柱に国内線の運賃体系を見直すことが、26日分かった。「先得」や「特便」で8種類ある早期予約の割引運賃を3種類程度に統合する。閑散期に安くなる一方、繁忙期には値上げになるケースもある。新型コロナウイルス流行で採算改善が急務となる中、煩雑な販売管理を効率化し、航空券の収益拡大を目指す。
21年度中に詳細を固め、23年の搭乗分から適用する見通し。日航の現行運賃は普通運賃の他に、前日や75日前など搭乗日を起点に早く予約する分だけ安くなる早期割引の仕組みがある。見直し後は、条件の違いなど最低限の項目に絞る。