自分の思うようにスムーズに話せない「吃音」がある人の自助団体「言友会」の第55回全国大会が9日、高松市を拠点にオンラインで開催され、当事者が「一見分かりにくい悩みや苦しさを知って」と訴えた。
主催は香川言友会(高松市)と全国言友会連絡協議会(東京都)で、100人以上が参加した。
座談会では、九州大病院で吃音診療をしている医師菊池良和さん(43)が当事者として「人前に出るのを避けるとか、学校生活や仕事をしていく上で大きな悩みになる。一見分かりにくい苦しさを知ってもらえたらうれしい」と説明。山下さんは小学校時代について「音読の時間が怖かった」と振り返った。