タプルとは、順序付けられた複数の要素で構成される組。もとは数学の概念だが、プログラミング言語などの中には同様の構造を持つタプルという名称のデータ型が用意されている。
タプル型の仕様は言語によって異なるが、複数の異なる型のデータやオブジェクトなどを格納でき、配列のように各要素に通し番号(添字)が割り振られ、これによって要素を識別するようなデータ構造を表すことが多い。
異なる型のデータの列を単一のデータのようにまとめて扱うことができるため、関数が呼び出し元に複数の戻り値を返したい場合や、複数の変数に値の組を一度にまとめて代入したい場合などに便利である。