1300年以上続く伝統漁「長良川鵜飼」が11日、岐阜市で始まった。暗闇の中、かがり火を照らしながら腰みの姿の鵜匠が「ホーウ、ホーウ」とかけ声を上げてウを手縄で操り、伝統の技を披露した。10月15日まで、9月12日と増水時を除き毎日行われる。
6隻の船が横一列で川幅いっぱいに広がり魚を浅瀬に追い込む「総がらみ」が行われると、観覧船から拍手や歓声が起こった。
今年から、新たに貸し切り用高級観覧船が3隻就航。少ない定員でゆったりと鵜飼い漁を楽しめる。
新型コロナウイルス感染拡大で、2020年、21年は観覧船運航の中止や開幕延期、一時中断などの影響が出た。