日本郵便は9日、2021年度に引き受けた宅配便「ゆうパック」が前年度比9・4%減の9億8857万個となり、9年ぶりに減少したと発表した。フリーマーケットアプリの利用者に適用する配送料の値上げなどが響いた。
ヤマト運輸は8・5%増の22億7562万個、佐川急便を傘下に持つSGホールディングスは1・4%増の14億2300万個で、いずれも過去最高だった。新型コロナウイルス流行でインターネット通販の需要が急拡大したが、宅配業者の明暗は分かれた。
一方、日本郵便が21年度に引き受けた郵便物は2・5%減の148億5786万通で、20年連続で減った。